一般的な工具があれば容易に交換可能
コマパッキンとは、ハンドル式水栓の開け閉めをする時に重要な役目をする部品です。蛇口のハンドルとスピンドルを取り外すと内部に組み込まれている部品のことで、吐水口からポタポタと水漏れしたり、チョロチョロと水が垂れるなど水漏れを防ぐ役割を果たしています。ゴム製部品が一部で使われているため摩耗してしまうので、定期的に交換をしなければならない部品です。ケレップを交換するためには、ハンドルのキャップを外したらプラスネジがあります。このプラスネジを外してハンドルを取り外します。 そして、スピンドルの袋ナットを緩めてスピンドルを開栓方向に回し取り外します。 取り外したら、本体内部を覗くとケレップの軸が見えます。ケレップはコマに似た形状をしていますので軸の部分をラジオペンチなどではさみ取り出します。新しいケレップと交換したら、逆手順で組み立て水漏れがしてこないか確認をして作業完了となります。この時に注意する点としは、水側とお湯側の両方を交換する必要があります。
予備知識となりますが赤色と青色で識別できるようにしているパーツで、青色が水側で赤色がお湯側と覚えておくと良いでしょう。同じ色にしておくと、いざ使う時にどちらがお湯か水かがかわからなくなることがあるからです。
ケレップの入手は、ホームセンターやDIY ショップ。 あるいは、100円ショップなどでも販売されていますので容易に購入することができます。購入するときに注意する点としては、サイズと形状が異なるものがありますので、お客様が使われている蛇口と同じケレップと交換する必要があります。
水回りのトラブルでお困りの時には、自己流で修理をして思いがけない二次的災害を引き起こしてしまうことがあります。少しでも不安が残る時には、水道業者に施工依頼をしたほうが賢明でしょう。
蛇口に組み込まれているケレップの交換
蛇口に組み込まれているケレップとは、蛇口の水を止めるための部品で、一般的にはゴム製のディスク状の部品です。ケレップが劣化すると、蛇口から水漏れすることがあります。この場合、ケレップを交換することで水漏れを止めることができます。ケレップの交換方法は、蛇口のメーカーや型番によって異なるため、一般的な方法を紹介します。
1:蛇口本体からハンドルを外します。蛇口本体にあるハンドルを外すためには、ハンドルの底にあるネジを外します。
2:蛇口本体からケレップを取り出します。ケレップが蛇口本体に固定されている場合は、プライヤーやスパナなどの工具を使って取り外します。一部の蛇口では、ケレップがホルダーに取り付けられている場合があります。
3:取り外したケレップと同じタイプの新しいケレップを購入します。ケレップの形状やサイズが異なると、蛇口に取り付けることができないため、注意が必要です。
4:新しいケレップを蛇口本体に取り付けます。古いケレップを取り外した際に、蛇口本体やホルダーに汚れが付着している場合は、きれいに拭き取ってから新しいケレップを取り付けます。
5:ハンドルを取り付けます。ハンドルを蛇口本体に取り付ける前に、ネジ穴にグリスを塗ると、スムーズに取り付けることができます。
ハンドルを取り付けたら、蛇口の動作を確認してください。水が漏れていないか、ハンドルがスムーズに動くかどうかなどを確認してください。
以上の手順で、蛇口のケレップを交換することができます。しかし、DIY修理が難しい場合は、専門家に修理を依頼することをおすすめします
パッキンとコマパッキンの違いについて
パッキンとコマパッキンは、配管や蛇口などの水漏れを防ぐための重要な部品ですが、その違いは次のようになります。
●パッキン(Gasket): パッキンは、配管や接合部における水漏れを防ぐためのシール材です。一般的にゴムやシリコーンなどの柔軟な素材で作られており、水漏れを防ぐだけでなく、振動や圧力の影響を吸収する役割もあります。パッキンは配管の接合部やバルブなどの様々な箇所で使用されます。
●コマパッキン(O-ring): コマパッキンは、円形の断面を持つゴム製のシールリングです。主に回転部分や可動部分に使用され、軸やシャフトとの間に挿入されます。コマパッキンは、回転部分の軸との間にシールを提供し、水漏れを防ぎます。一般的に高い耐久性とシール性能を持ち、機械部品や蛇口の内部構造などに広く使用されています。
つまり、パッキンは配管や接合部で使用され、水漏れを防止するための柔軟なシール材です。一方、コマパッキンは回転部分や可動部分で使用され、水漏れを防ぐための円形のゴムリングです。どちらも水漏れを防止するために重要な役割を果たしていますが、使用される場所と形状が異なります。